フレンチリネンは「リネン」の1種類です。最高品質と言われていて、衣料品の素材として長年重宝されています。今回はそれぞれの特徴やフレンチリネンならではの魅力、さらにおすすめ商品もご紹介します。
フレンチリネンとは?
リネン生地の中でも最高級と言われているフレンチリネン。柔らかな肌触りと通気性の高さが魅力で、長く愛用できる生地です。原料となる亜麻(アマ)は、綺麗な水と涼しい気候をもつフランス北部で栽培されています。
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フレンチリネン以外のリネンの代表格
リネンにはフレンチリネン以外にも、アイリッシュリネン、コットンリネン、ストレッチリネンがあります。フレンチリネンは他のリネンと比べてどのような違いや特徴を持っているのか、詳しくご紹介します。
摩擦に強い|アイリッシュリネン
アイリッシュリネンには、アイルランドで育てられた亜麻を使った繊維がアメリカで主流になった歴史があります。フレンチリネン同様に最高品質を誇る生地で、摩擦に強いという特徴を持っているのが特徴。その頑丈さから衣料品だけでなくバッグにも使われています。
肌触りが優しい|コットンリネン
コットンリネンは名前の通り、コットンとリネンの混紡生地。通気性の高いリネンと吸水性の高いコットンの特徴を持ち合わせており、繊細な赤ちゃんの肌着としても重宝されています。またリネン100%と比べ縮みにくいので、洗濯にも強い性質を持っています。
伸縮性が高い|ストレッチリネン
ストレッチリネンは、リネンとポリウレタンとの混紡生地です。リネンは伸縮性が低いですが、そのネガティブな部分をストレッチ性に長けたポリエステルで補填した素材。アクティブなシーンでの衣料品やボトムスに使われることが多く、動きやすさと通気性の高さが魅力です。
そもそもリネンとは?
ちなみにリネンとは天然の食物繊維のこと。亜麻科の植物から採れ、現在では比較的寒冷な地域での栽培がメジャーです。またリネンは2年連続して同じ土地に栽培することが難しく、古くから希少性の高い素材として重宝されてきました。
間違われやすいリネンと麻の違い
“リネン=麻”と思われがちですが、厳密には分けられています。植物に含まれる繊維を総称するのが「麻」で、「リネン」は「麻」の1つ。麻は種類によって用途が異なり、ラミーやリネンは直接肌に触れる製品に多く、頑丈なジュートはカーペットに加工されることが多いです。
リネンの特徴は長持ちしやすいこと
リネンには先述の通り様々な種類がありますが、共通点は使い込むほどに現れる風合いや独特な光沢があること。
さらに水に濡れると強度が弱くなるのではなく、むしろ増していく性質を持っているため長持ちしやすい点もポイントです。リネンの繊維に水分が含まれることで膨らみ密着することで強度が増す、という仕組みになっています。
毛羽立ちにくさや汚れにくさもリネンの魅力
リネンの”長持ちできる”という特徴には、毛羽立ちにくさと汚れにくさという点も含まれています。その秘密はリネンに含まれているペクチンという成分。ペクチンが繊維の表面をコーティングされているおかげで、独特の光沢感を作り、毛羽立ちにくく汚れの落ちやすさも兼ね備えているのです。
フレンチリネンのメンズアイテム
quadroではフレンチリネンを使ったアイテムを展開しています。「25sフレンチリネンブラッシュツイル」という、フレンチリネン100%で厚地の素材を採用しました。
襟が低めで重ね着しやすいシャツジャケット
「フレンチリネンブラッシュツイルスタンドカラーシャツジャケットMEN」は、マンダリンカラー(襟が低め)タイプのシャツジャケット。ゆったりとしたシルエットで、肌寒い秋の羽織ものとしても、寒さが厳しい冬のインナーとしてもおすすめです。
小ぶりな衿は柔らかい印象を与えるだけでなく、タートルネックと合わせても首周りが重たくなりにくいです。
他にもポケット周りには二本平行してステッチを縫っていたり、二枚袖にしたりすることでワーク感もプラスしています。色はネイビーとブラウンの2種類です。
遊び心のあるフレンチリネンのシャツジャケット
「フレンチリネンブラッシュツイルシャツジャケットMEN」は、異素材を切り替え染め上げたシャツジャケット。そうすることで色の濃淡を生かすことができ、味のある雰囲気に仕上がります。
先ほど同様にシルエットには余裕があり、小ぶりな襟が印象的です。程よい重厚感があるため、ニットを下に合わせてもバランスが取れるコーデに仕上がります。
1枚持っておくと通年使えるので便利。色は清潔感のあるスーパーライトベージュと落ち着いたグレーの2種類です。
フレンチリネンの魅力を知ろう
今回はフレンチリネンの特徴やおすすめの商品をご紹介しました。品質が良く長く愛用できるため、1着は持っておくと重宝するはずです。ぜひチェックしてみてください。