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ラミー素材って何?特徴やデメリット、リネンとの違いもご紹介

ラミー(Ramie)素材は麻の種類の1つで、苧麻(ちょま)という植物から採られています。昔から夏素材として重宝されていて、通気性や吸水性に長けているのが特徴です。ラミー素材と比較されやすいのが、同じく麻のリネン素材。今回はそれぞれの違いについてもご紹介します。

ラミー素材って何?特徴とは?

ラミー(英語表記:Ramie)は英語での呼ばれ方で、洗濯の素材表記では「麻」として記載されることが一般的。原料は苧麻(ちょま)という植物で「カラムシ」や「まお」などの別名を持ち、南アジアや東アジアの地域で多く栽培されています。ラミーは日本でも昔から衣類のための植物繊維として重宝されてきました。

ラミー素材の特徴

ラミー繊維は太くて堅く、しっかりとした丈夫な肌触りが特徴。通気性や吸水性などに優れている素材のため、爽やかで涼しさを演出してくれる夏にぴったりの素材です。

ラミー素材の対照的な素材として比較されるのが、同じく麻のリネン。リネンは亜麻(あま)という素材から作られており、亜麻の繊維は細くてやわらかいためにソフトな肌触りが特徴です。ちなみにフランスではリネンのことを「リンネル」と呼んでいます。

ラミーとリネンの素材の特徴や違い

ラミー素材もリネン素材も共通しているのが麻であることです。麻の特徴は通気性や速乾性に優れているため夏でも快適に着られること、独特のシワがあるのでこなれ感を出せることが大きな魅力。

一方で大きな違いは産地です。ラミーはアジア圏ですがリネンはヨーロッパで用いられてきました。日本ではラミー素材のアイテムが多く、シャリッとした質感と独特のコシが特徴。リネンは麻でありながらも綿のようなソフトさがあるのも違いです。

ラミーやリネンのデメリット

どちらも麻の素材であることから、いくつかデメリットもあります。1つ目はシワになりやすいことです。元々シワがついていてこなれ感を出せる一方で、正しくケアをしないと違和感のあるシワもついてしまい、きちんとした雰囲気を演出できないことがあります。

また毛羽立ちやすいこともデメリットの1つ。洗濯や強く擦ることで摩擦がかかり毛羽立ちます。麻の繊維は染料が内部まで浸透しにくいため、繊維が裂けると内部が露わになってしまい色落ちしたように見えてしまうのです。洗濯や普段のケアは注意して行いましょう。

ラミー素材は洗濯をすると縮む?

洗濯をした後は縮んでしまいますが、乾かしていくうちに徐々に元通りになっていきます。しかしラミー素材は植物由来の繊維のため、できるだけ丁寧に洗うことを意識しましょう。

洗濯機を使う場合はネットに入れるのはもちろん、弱い水流のモードで脱水まで短時間で済ませるのがポイントです。汚れが気になる場合はピンポイントで軽く洗濯ブラシで擦り洗いしましょう。

ラミー素材の服にアイロンをかける場合の注意点

ラミー素材はシワ感が特徴的なので、アイロンでシワを伸ばしすぎたり、光沢を守ったりする工夫も重要です。アイロンをかける際は約200℃に設定して、あまり長い時間かけないようにしましょう。

quadroおすすめのラミー素材アイテム

quadroにはラミー素材を使ったアイテムを多数取り揃えています。サラッと着られる快適さはもちろん、コットンを織り交ぜることでソフトな肌触りも実現。夏はもちろん袖の長さや厚さによって、夏以外にも着られます。

ラミー素材ならではのサマーニット風トップス

麻と綿の特徴を生かしたプルオーバーは、上品なサマーニット風のアイテム。大人のリラックススタイルにぴったりで、袖が短すぎないためラフになりすぎない印象に仕上がります。

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爽やかに羽織れるラミーカーディガン

肌寒い時にサラッと着られる、Vネックのラミー素材カーディガン。中にTシャツを入れればやや緩く、Yシャツではちょうど良いサイズ感で着用できます。色は爽やかな「ライムグリーン」に加えて「ベージュ」と「グレー」を展開しています。

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定番のプルオーバーはクローゼットのスタメン

シンプルなデザインでありながらも、肩のラインを少し下げるドロップショルダーや前と後で丈の長さに差をつけるなど、トレンドも取り入れた1枚。落ち着いた色味と雰囲気なので、はっきりとした色のボトムスと合わせてメリハリをつけるコーデもおすすめです。

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ラミー素材の透け感を活かしたロングベスト

ラミー天竺を使ったロングベストは、素材ならでの透け感とライトな着心地を楽しめます。スリットは深めに設計されているため動きやすく、揺れるたびにフワッと空気感を持たせてくれるのも特徴です。

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ラミー素材で着心地とこなれ感の両立が叶う

今回はラミー素材の特徴やリネン素材との違い、メリットはもちろんですがデメリットについても紹介しました。ラミー素材は速乾性や吸水性に優れているので夏にぴったり。一方で扱い方によっては摩耗が進んでしまうため、丁寧なケアが必要です。

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