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近江晒(おうみさらし)とは?特徴やおすすめアイテムをご紹介

近江晒は長い歴史と多くの工数のかかる生地ですが、実はトレンドでおしゃれな人は知っている素材。生地にこだわっているからこそ他にはない特徴があり、服を大切に扱う方はぜひ知っておいてほしい名前です。本記事ではそんな近江晒の魅力やアイテムについて紹介します。

近江晒とは

近江晒の読み方はおうみざらし。近江は飛鳥時代から呼ばれていた地名で 滋賀県の旧国名です。そんな滋賀県の愛荘町をメインに作られている伝統的な加工方法で、灰汁(あく)で生地を柔らかくして染色しやすくするための漂白を行います。
当時は滋賀県の琵琶湖に吹く風に数回さらし、何度も同じ工程を繰り返して作られていて、手間も時間もかかる技法です。

近江晒の工程はおおよそ3ステップ。時間をかけて前処理を行うことで、生地の膨らみと自然なシボ形状をだせます。

  1. 生地に灰汁をかけながら天日干しする
  2. 1週間ほどしたら大釜に入れて灰汁で炊く
  3. 天日干しをし、1、2の作業を数回繰り返す

前処理で生地の質が変わるといってもいいほど染色工程の中で大切なポイントで、染色前の生地の揉み込みがきれいな近江晒を作るために必要なポイントです。

近江晒の特徴

近江晒独特のヴィンテージ感が魅力で、ナチュラルなシボ感が特徴的です。単にシワシワの生地ということではありません。細やかな線でナチュラルなシワ感を出ていて、生地に動きがあり柔らかい印象の素材です。

ちなみに独特なシボ感は通常の洗濯で取れることはないので、ご安心ください。

近江晒のシャツはキリッとしたピンピンに伸びた素材ではなく、ナチュラルに羽織れるような肌触り。軽すぎず一方でシャツジャケットほどの重さがない生地となっています。

そのため気温が10度〜15度と上がっていく春にはアウターで、夏は1枚着で楽しめる厚みです。近江晒ならではの生地の雰囲気を楽しめる時期は長いので、1枚は持っておくと便利な生地のアイテムです。

近江晒素材アイテムのコーデ

quadroでは近江晒の商品を数多く展開しています。中でもおすすめの商品をピックアップしたので、ぜひチェックしてみてください。

近江晒×メンズコーデ

まずは近江晒生地のレギュラーシャツ。軽くて柔らかな着心地はクセになること間違いなしです。前のボタンを閉めた時に1番上のボタンが見えるデザインに仕上げていて、首周りがすっきりと見せられる商品です。

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こなれ感のあるシルエットの近江晒のプルオーバーは、首元のスリットがアクセント。Tシャツ感覚で着られて、おしゃれな夏コーデの1つにおすすめです。

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長袖タイプのプルオーバーシャツはゆったりとしたシルエットで、Tシャツ感覚で着られるのが特徴。ハリのあるしっかりとした生地は着ていくたびに馴染んでくるので、変化を楽しめるのも醍醐味です。

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近江晒素材でオーバーサイズのスモックは、タイプライターというコシのある素材を使用。ゆったりとしたシルエットでカジュアルシーンはもちろん、上品で大人っぽさも兼ね備えています。

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近江晒×レディースコーデ

肌馴染みの良さが魅力の綿素材を使ったプルオーバーは、すっきりとしたネックラインで大きく見えすぎないシルエット。パンツはもちろん、スカートと合わせてもバランスの良いコーデが出来上がります。

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ハリ感のある着心地が特徴的なプルオーバータイプのシャツ。体のラインを拾いにくいデザインですが、バックの裾にゴムを入れることでメリハリがつき膨らみを抑えたシルエットに仕上げています。

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ゆったりめですがテーパードを効かせて、ダボ付きの少ないシルエットに仕上げたパンツ。シャリッとした綿の素材感と軽さが魅力です。股上がやや深めなので動きやすく、アクティブシーンにも利用できます。

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シャツコートも近江晒生地で仕上げています。リラックスした雰囲気が特徴的で袖の幅にゆとりがあるため、オーバーサイズのインナーの上にも羽織れます。少し暑い時にはロールアップしてもおしゃれ。かっこいいシーンにはワイドパンツで、柔らかい印象に仕上げたいときはスカートを合わせるのがおすすめです。

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近江晒の生地でコーデを楽しもう

近江晒は独特なヴィンテージ感があるので、古着が好きな方にとってもおすすめ。quadroには多くの近江晒の商品があるので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

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