ゆるめのファッションが増えている中、ブームが再燃しているのがトラッドスタイル。今回はトラッドスタイルの意味やおしゃれに着こなすコーディネートのコツなどをご紹介します。
トラッドスタイルの意味・発祥とは?
トラッドスタイルの”トラッド”とは”トラディショナル”が起源となった和製英語です。”トラディショナル”とは伝統的や保守的を意味していて、一時的なブームやトレンドに左右されないファッションのことを指します。
クラシカルで上品なトラッドスタイルは、米国・英国紳士のような雰囲気が原点。今ではメンズレディース問わず支持されているファッションです。
おしゃれなメンズトラッドスタイルの作り方
シンプルな雰囲気のため着こなし方を間違えてしまうと、堅すぎた印象を与えてしまったり、野暮ったく見えてしまうことがあります。そこで失敗しないおしゃれなコーディネート作りのテクニックをご紹介します。
Contents
1. モノトーン系の色でまとめる
上品な雰囲気に見せられるトラッドスタイル。初心者の方がまず押さえておきたいことは、定番色のホワイトやブラック、グレーなどのアイテムを集めてみてください。
同じ系統の色でまとめるグラデーションコーデやモノトーンコーデにすることで、簡単かつ失敗しないトラッドファッションが完成します。色は3種類以内に収めることがおすすめで、コーデに慣れてきたら徐々に差し色として、明るめの色を入れるようにしましょう。
2. ディテールや柄を意識してコーデを組み合わせる
トラッド風アイテムの中には、ユニークなディテールのものもあり個性を演出できます。一方で派手過ぎてしまう可能性もあります。基本的にはシャツやジャケット、裾に向かって細めなシルエットになっているテーラードパンツなどを使うのがおすすめ。
シンプルにまとめるのが失敗しない王道トラッドコーデですが、野暮ったく見えてしまう場合は小物を使えばエッジを効かせられます。チェックやストライプ柄のアイテムを上手に取り入れて、上品かつ個性を演出できるとおしゃれに見せられます。
3. 今風トラッドスタイルは”トラッドMIX”を意識
トラッドスタイルのブームが再燃しているのですが、ゆるっとした今どき感を取り入れるのが上級者。きっちり感のあるジャケットにカジュアルなイージーパンツを合わせてみたり、逆に上にスウェットパーカーを取り入れて、下に中央にある織り目のあるスラックスを合わせたりする方法です。
堅さと緩さの緩急をつけることで、今どきのトラッドコーデが完成します。手持ちのアイテムとうまく組み合わせて、ぜひ挑戦してみてください。
トラッドスタイルにおすすめのアイテム
トラッドスタイルに挑戦する際に持っておきたいアイテムがいくつかあり、初心者から上級者までコーディネートに取り入れるだけでこなれ感を演出できます。
トラッドスタイルの王道は清潔感のある白シャツ
シンプルで上品な白シャツはマストアイテムです。他のアイテムと組み合わせやすく、季節を問わず使えます。羽織りにカーディガンを加えたり、レイヤードスタイルのベストを入れたり、パンツにイージーめのスタイルを合わせたりと、万能性の高いアイテムです。
チェック柄のシャツでレトロな雰囲気を演出
トラッドスタイルの定番柄はチェックやストライプ柄です。柄の幅が広いものよりも狭いものの方が、トレッド感を演出できるので、組み合わせ方や好みに合わせて選んでみてください。
秋冬に欠かせないニットベスト
少し肌寒くなってきたらニットベストを合わせてみましょう。レイヤードコーデになりこなれ感はもちろん、秋冬らしさも演出できる優秀アイテム。モノトーンカラーや写真のようにブラウン系の色など味わいのあるベーシックカラーが合わせやすいのでおすすめ。
ちなみに編み目が細かいハイゲージニットは上品っぽくなり、編み目が粗いローゲージニットは優しい雰囲気のスタイルになります。
トラッド風アウターの定番はステンカラーコート
襟付きのロングコートは冬のトラッドコーデ作りに欠かせないアイテム。スタイリッシュなシルエットでスタイルアップ効果も期待できます。ルーズテーパードやイージーパンツとも相性抜群です。
足元からトラッドスタイルを仕上げるなら革小物も必見
気軽にトラッドコーデを作るなら、革製のアイテムを取り入れましょう。オンオフ問わず使えるレザーシューズを履くだけで紳士風なファッションに仕上がります。
またレザーバッグもおすすめです。カジュアルでもビジネスでも取り入れられやすく、上品なアイテムで持ち歩くだけで格上げコーデに見せてくれます。
トラッド風で格上げコーデを作ろう
今回はトラッドコーデの意味から着こなし方、ワードローブに入れておきたいアイテムまでご紹介しました。ゆるっとしたファッションも今風ですが、少しきっちり感を取り入れることで気持ちも切り替わるかもしれません。興味のある方はぜひチェックしてみてください。