冷房病の対策は、大きな病の引き金予防になります。暑い夏でも冷え性と感じてしまう時があるかと思いますが、夏は冷房に当たる機会が多く、思わぬところで体は冷えています。甘くみているとにどんどん進行して、夏バテはもちろんさまざまな症状が発生する可能性があるので要注意。本記事ではその病の要因や対策について紹介します。
冷房病とは
夏の暑い季節はアパートやレストランなどの商業施設はもちろん、職場や自宅でもエアコンをつけている方は多いはず。そのような環境に長時間いることで体温調整が上手くいかず、交感神経と副交感神経（自律神経）に大きなダメージを与えています。
通常であれば暑い環境にいたら自然と汗をかいて温度調整ができるのですが、冷房病で自律神経が乱れると、汗がかきにくくなり結果として夏バテや疲労の蓄積に繋がります。さらに血流だけでなく自律神経の乱れは胃腸の働きやホルモン分泌の鈍化などさまざまな症状を引き起こす可能性がある恐ろしい病。
冷房病の要因
自律神経が乱れるメカニズムとしては、本来であれば暑さを感じると副交感神経が活性化し、血管が開くことで体内の熱を外に放出しようとします。しかし冷房で体を冷やしてしまうと、体温を逃さないように交感神経が活発になり血管が縮小し血流が悪くなってしまい冷え性の症状が起こります。
毎日のようにこのような状況が続くと自律神経さえもダメージを受け、体温の調整が難しくなってしまうのです。症状が悪化すると夏でも冬でも1年中冷え性に悩まされてしまうことも考えられます。一度低下した自律神経機能は回復までに時間を要するので、侮っていると後悔するかもしれません。
冷房病対策4選
冷房病の対策方法はいくつかあります。普段の過ごし方が影響してくる病気なので、ご自身で改善できるところは見直していきましょう。ただ外部的な要因が大きい部分については自衛対策も必要です。
1. 冷房の温度や使い方を見直す
冷房病の大きな原因となるのが、冷房の使い方です。まず設定温度の理想は25～28℃で寒さを感じないことがポイント。外との温度差が激しいと体へのストレスも強くなるので、外によく出かける方はその日の外気温マイナス3～4℃が1つの設定温度の目安にしましょう。また寝苦しい日は寝ている際も朝までずっと冷房をつけっぱなしにしてしまう方も多いですが、暑さを感じなくなったら外気を取り入れて外気も取り入れてください。
また温度だけでなく風向きも大切。直接冷房の風が当たる場所に長時間いると体の温度が急激に下がってしまいます。風向きを調整して冷気に直接触れないようにしましょう。特に汗をかいている状態は体が余計に冷えて、夏風邪の原因になるので汗はしっかりと拭き取ることを意識するのもおすすめ。
2. 冷たい料理を摂りすぎない
夏はアイスやかき氷などのスイーツをはじめ、そうめんや冷やし◯◯といったように冷えた料理を食べる機会が多いはず。そのような料理を頻繁に摂っていると体の芯の部分から冷えてしまうので、温かいスープやお茶なども積極的に摂るようにしましょう。
また温性食物を食べるのもおすすめです。カレーに入っている香辛料（スパイス）や体がぽかぽかする生姜、他にも玉ねぎやカボチャ、ニンニクなどもその1つです。暑くて食欲不振になることもありますが、その時に冷たいものばかり食べているとかえって胃腸の動きを弱めてしまったり、ビタミンや必要な栄養素が不足することで疲れを助長させてしまうことも考えられます。
3. 適度な運動と入浴を心がける
冷え性の方がよく冷えを感じやすいのが足元です。夏はサンダルを履く機会が多いですが、室内にいる時間が長いと自然に冷えていってしまいます。仕事中に1時間に1回ほど席を立ったり足元を冷やさないように靴下を常備したりするなど、血流を改善する動きを日常的に取り入れることがおすすめです。
湯船に浸かることも冷房病対策の1つ。暑いとシャワーだけになってしまいがちですが、意外と体は冷えているので全身温まれる入浴も大切です。サウナや温浴施設に寄ったり週末はそのような施設で1日ゆったりしてみるのも良いでしょう。ホッと一息つける時間を作ることでストレス解消にもつながります。
4. カーディガンや靴下で寒さを防ぐ
自宅の冷房は好きに温度や風向きを調整できますが、オフィスではなかなか難しいですよね。そんな時はぜひ薄手のカーディガンや靴下で冷房病対策を行いましょう。
冷房病対策で夏バテ・冷え性を防ごう
本記事では冷房病の要因や対策の方法について紹介しました。普段から意識できる内容もあれば、上着やソックスを持参して自衛しなくてはいけないこともあります。quadroでは冷房病対策になるような商品も数多く取り揃えているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
