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コートの正しい手入れ方法!毎日の3ステップで綺麗に長持ち

洗えないコートを長く大切にするためには、毎日のお手入れが大切です。そこで今回は冬から春の衣替えシーズンはもちろん、コートの正しい脱ぎ方やお手入れ方法を紹介していきます。1つ持っておくと便利なブラッシングの方法も徹底解説!

コートは毎日のお手入れが必要

冬に欠かせない厚手のコートはトップスやボトムスと異なり、毎日洗濯するのはかなり面倒ですよね。汚れがついていなければ、1シーズン終わってからクリーニングに出す方も多いはずです。しかし毎日のケアを怠っていると、見えにくい汚れがどんどん溜まってしまいコートの寿命が短くなる原因に。そこでまずは帰宅してコートを脱ぐところから、お手入れの方法まで紹介していきます。

1. コートの型を崩さないために厚いハンガーにかける

針金でできたような細いハンガーの場合、コートの重みに負けてハンガーがぐにゃっと曲がってしまいがちです。するとコートの重要なポイントとなるシルエットが崩れてしまう原因になります。ハンガーにかけて保管する際は、着ている時と同じようなシルエットになるよう意識しましょう。素材は木製で、厚みのあるハンガーが理想です。

ポケットの中身は全て取り出すのお忘れなく!

ハンガーにかける時についつい忘れてしまいがちなのが、ポケットの中に物が入っているかの確認。キーケースやコインケース、ハンカチや小物系をポケットに入れたままハンガーにかけてしまうと、左右のどちらかに傾いてしまいがちです。型崩れを防ぐためにはポケットに何も入っていないかを確認しておくようにしましょう。

2. 冬物コートの日干しスペースを作る

帰宅してからすぐにクローゼットに入れると臭いはもちろんですが、コートの中の湿気がこもりカビの原因になってしまいます。できればベランダやハンガーラックなどの風通しの良いところにかけておくようにしましょう。半日から1日くらいかけてじっくりと湿気を飛ばすのがおすすめ。

雨に濡れたコートのお手入れ

雪や雨がコートについてしまった際は、まずはタオルで水分を拭き取り、すぐに収納せずに風通しの良いところにかけておきます。ここで注意しておきたいのは、水滴がついてしまったコートの保管方法は日干しではないこと。水分を多く含んだ生地とそうでない生地が斑(まだら)になったまま太陽に当てると、日焼けのように色にムラができてしまう可能性があります。そのため、直射日光が当たらずかつ風通しの良い場所や、浴室乾燥などを活用するのがおすすめ。

3.コートの除菌や抗菌もできるスプレーでお手入れ

スプレーのお手入れくらいなら、毎日行える方も多いはず。コートから少し離してシュシュっとするだけで、嫌な臭いを消すだけでなく、スプレーによっては除菌や抗菌効果が期待できる場合もあります。特に冬場は乾燥によりウイルスが気になる季節でもあるので、1日のルーティンとして習慣化してみるのがおすすめです。

コートのブラッシングによるお手入れ方法

ここからは自宅で簡単にできる、ブラシによるお手入れ方法や準備するものを紹介していきます。コートはトップスやボトムスよりも値が張りがちで、特に天然素材を使っているものは長く綺麗に使いたいですよね。まずはブラッシングの道具について紹介していきます。

コートのブラシは天然素材と合成繊維の大きく2種類

コートのお手入れに使われれるブラシは、動物の毛を使った天然素材のものとリーズナブルな合同繊維の物があります。いずれにしてもコートを傷めない柔らかな毛のものがおすすめ。一般的には馬毛ブラシはカシミヤコート、豚毛は固いウールコートがおすすめといわれています。

ちなみに合同繊維のブラシは安価である一方、毛玉ができやすくなったり静電気に悩まされたりするのがデメリットです。

ブラシを使って上から下に撫でるようにかけるのがポイント

ブラシの毛の硬さはもちろんですが、ブラッシングの圧力も重要。優しくブラッシングし、毛並みを揃えるように上から下に撫でるようにかけるのがおすすめです。広い面の前身頃や後身頃はもちろん、袖や襟まで隈なくかけましょう。

アイロンによるコートのお手入れは週末に

少し手間がかかりますが、自宅でできる本格的なコートのお手入れにはアイロンのスチームを使うのがおすすめです。水蒸気を当てることで、匂いが気にならなくなるだけでなく、シワ取りや弾力性の回復などの効果が期待できます。

使った度にお手入れするのが理想ですが、他のお手入れ方法と異なり時間がかかるので週に1回を目処にケアしてみてください。

クリーニング後のコートのお手入れ

毎日のお手入れをしていても、衣替えのシーズンはプロのクリーニング屋さんに綺麗にしてもらうのがおすすめ。しかし、クリーニングに出して終わりではなくその後も少し注意すべきポイントがあります。それはコートに覆い被せてもらうビニール袋の対処法についてです。

丁寧に袋に入れられているとそのまま保管したくなりますが、あの袋の目的はあくまでも自宅までの傷や埃から衣類を守るため。帰宅したらすぐに取り外すのがおすすめです。特に衣替えシーズンは繁忙期のため、アイロンによる蒸気が抜けないまま袋をかけている可能性があり、空気が通りにくい袋の中に入れておくとカビの発生源になります。

コートをお手入れして長持ちさせよう

今回はコートのお手入れ方法について詳しく紹介しました。毎日のちょっとしたケアをするかしないかで、コートの”持ち”は変わってきます。大切なコートを長く綺麗に保ちたい方はぜひ参考にしてみてください。

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