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テーラードとは?意味やコーデのポイントを一挙ご紹介

テーラードとは”仕立ての”という意味を持っており、従来は紳士服に用いられることが多かったのですが、最近ではレディースジャケットのラインナップも豊富に備わっています。今回はテーラードジャケットにフォーカスして、他のジャケットとの違いや選び方、カッコよく着るための方法とは?という部分に着目して紹介していきます。

テーラードの定義や使い道とは

テーラードジャケットなどの名称で使われる”テーラー”はtailor、つまり仕立て人が本来の意味。 素材や型などがきっちりとしていて、メンズウェアに用いられることが多かったのですが、最近ではレディースウェアにもテーラード◯◯というアイテムが用いられています。

テーラードの中でもジャケットアイテムが一般的で、スーツジャケットのようなしっかりとしたデザインはもちろん、オフの日のカジュアルコーデにも使えるアイテムがたくあんあります。

テーラードジャケットはセットアップ販売は少ない

きっちり感のあるテーラードジャケットは、スーツジャケットとはどのような違いがあるのでしょうか?明確な違いはズバリセット販売されているかどうかです。テーラードジャケットは上下セットではないのに対し、スーツはジャケットとパンツがセットになっていて生地も同じパターンが基本です。

そしてテーラードはカジュアルなものが多いのに対して、スーツジャケットは肩パッドやフラップポケットなどのスーツらしさがしっかりと残っています。また着丈に関してもテーラードよりもスーツジャケットの方が長く、お尻まで隠れるものが多くフォーマルな印象になっています。

素材にも違いがあり基本的にスーツは光沢のあるウールや高級感のあるものが一般的ですが、テーラードジャケットの場合はウールやリネンなど季節や好みに合わせたラインナップが充実しています。

テーラードジャケットの注意点3つ

テーラードジャケットは非常におしゃれな反面、着こなす上で注意しておくべき点もあります。そこで今回は自分にぴったりのテーラードジャケットを身に着ける上で欠かせない、重要なポイントを3つ紹介していきます。

1. 服色は3色以内に抑える

ジャケットを着る季節は、真夏の暑い時期ではなく複数のアイテムを重ね合わせる春や秋がメインになります。そのためシャツやパンツ以外にも合わせるアイテムが増えていきます。そこで全体の色味は基本的に3色以内に収めて、均等なバランスもしくは少し1つの色味が多い:2:1:1などのバランスを考えるのがおすすめです。

2. カジュアルアイテムとは相性が良くない

テーラードジャケットはきっちりとした印象があるので、ラフすぎるシャツやボトムスを合わせるのはおすすめできません。例えばシャツの中でもシンプルなデザインのものは問題ないのですがアメカジ風の柄シャツやネルシャツのようなカジュアルなもの、主張の激しいTシャツをインナーに持ってくるのは避けましょう。

そしてボトムスに関してもダメージジーンズやカーゴパンツなどのゆったりとした雰囲気のものは、テーラードパンツとはあまり相性が良くないです。テーラードジャケットにふさわしいレベルの、品のあるアイテムを合わせるのが無難です。

3. テーラードジャケットは着回しが欠かせない

テーラードジャケットに似たスーツの場合、連続して同じスーツを着る機会があるかと思います。しかしテーラードジャケットは私服に分類されるため、同じ服を何日も着続けるのはNGです。

仕事で使う場合は3〜4着、私服でも頻繁に着る方は最低2着は持っておきましょう。 シャツやパンツなどを変えれば様々なコーディネートができるので、脱マンネリなファッションを楽しめます。

テーラードジャケットのおすすめの選び方とは

ここからはあなたにぴったりのテーラードジャケットの選び方を紹介していきます。丈の長さや色合いによって雰囲気がガラリと変わるので、選び方次第でカッコよく見せることができるはずです。

テーラードジャケットの着丈は試着で必ず確認

テーラードジャケットは着丈がかなり重要なポイントです。短すぎたり長すぎたりするとせっかくのカッコいいテーラードジャケットの魅力を生かしきれません。そこで大切なのは試着すること。同じブランドの色違いといったように、全く同じ形のものであれば問題ないですが、失敗しないテーラードジャケット選びには実際に着てみることが大切です。試着時のチェックポイントは袖丈と肩幅、胸部のスペースの3点です。

  1. 袖丈:テーラードジャケットを着て手を下ろしたときに、袖先に親指がきているか?
    ※シャツを着ている場合は袖先から約1cmでているかも合わせてチェックしておきましょう。
  2. 肩幅:フロントボタンを留めたときに、肩の部分を少しつまめるくらいの余裕があるか?
  3. 胸部:フロントボタンを留めたときに、胸に1個分のこぶしが入るか?

普段使いからフォーマルまで活用できる色を選択

テーラードジャケットは使い道によっておすすめの色が異なります。ビジネスシーンで使う際は、グレーやネイビーを持っておくと汎用性が高いので重宝します。普段使い目的や私服勤務の方はベージュをはじめ自身の好きな色、季節に合った色などを選ぶとコーデの幅が広がります。

また柄の有無によっても雰囲気が変わります。無難なのはズボンやトップスと合わせやすい、無地のテーラードジャケット。チェックシャツや柄付きのパンツと合わせてもおしゃれに着こなせます。もちろん全て無地で統一するのもおしゃれです。グラデーションスタイルといって同系色の色で淡い系~濃い系を入れると、シンプルでありながらもメリハリのあるコーデになります。

カジュアルシーンで使うテーラードジャケットは肩パッドなしをチョイス

肩にパッドが入っているテーラードジャケットはキッチリ感が出てしまい、ラフな雰囲気にしたい場合にはイメージから遠のいてしまいます。そのような場合は、シルエットを形成するための芯地がないのを選ぶのがベターです。

光沢や襟の形でテーラードジャケットの雰囲気が左右する

ジャケットでフォーマルかカジュアルを決める大きなポイントは光沢感ともいわれています。つまりツヤがあるかどうか。基本的にオフのシーンで着るのは光沢のないもの、ビジネスウェアには光沢のあるものと判別するのが一般的です。

またタキシードのようなピシッとした”ピークトラペル”、別名”剣襟”と呼ばれている襟の形は、ハレの日にはもってこいですが普段のシーンで着こなすのは至難の業です。決まった日にしか着れないため、テーラードジャケット初心者の方にはおすすめできません。

機能性にも長けた素材を選ぶと快適に過ごせる

雰囲気はもちろんですが、着やすさも重要なテーラードジャケット選びの決め手です。春夏には薄手で明るめの色、秋冬には厚手で防寒性のある素材などを選べば快適に過ごせます。

また、最近では夏場でも涼しく過ごせる「クールマックス®」や高いストレッチ性が特徴の「プライムフレックス®」など、スペックの高い素材を使ったテーラードジャケットも登場!見た目の印象はもちろんですが、着心地の良さにもこだわって選んでみてください。

quadro発のテーラードアイテムとは?

商品ページはこちら

「quadro」でもテーラードジャケットを取り扱っています。「2wayストレッチツイルテーラードジャケット」という商品で、ゆとりのあるシルエットが特徴。腕の幅を広くしているのでささっと袖を通すことができ、きちっと感がありつつもストレッチ性に長けた素材を使用しているので着心地の良さも魅力です。気になる方は是非チェックしてみてください。

テーラードとはおしゃれで万能なアイテム

今回はテーラードとは?という概要から、テーラードアイテムの定番であるジャケットについて紹介しました。テーラードジャケットはスーツジャケットとは異なりカジュアルで、オンとオフ両方で使えるアイテムです。少しでも気になる方はぜひ、春秋のコーデに取り入れてみてはいかがでしょうか?

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